Report

光野先生 ファッション研修第三回(11月28日実施)レポート

通訳ガイド、見習い中の堀江美希です。

今回は、Undercover スタートメンバーの一人であり、
パリコレに何度も参加した経験を持つ、
日本ファッション界の重鎮、光野多華美先生の講座に参加させていただきました。

一目見て、ファッション業界の人、と分かる
ご自身の個性が引き出された装いと強いオーラ!!


ちょっぴり、怖そう?と緊張したのは一瞬で、
あたたかく、優しい笑顔で、終始刺激的なお話を聞かせてくださいました。
印象に残ったエピソードを一部ご紹介します。

1、大人のファッションはどう楽しむか?

感性の磨き方

まずは、「気づく人」になるのが近道。
素敵!と思った人を街中や雑誌で見かけたら、
その魅力を自分で掘り下げて考えてみること。

どう見られるか?<どう見せるか!
人からどう思われるかよりも、
自分がどう生きたいかをファッションでも表現していくこと。


大人の洋服選び
年を重ねたからこそ着こなせるアイテム、洗練されたもの、を選ぶ。

先生は、20代の娘さんとショッピングに行った際、
ご自身とお嬢さんでは、似合うアイテムがはっきりと違ったそう。
ファッションは内面が滲み出るものだからこそ、
上質で洗練されたものが、大人は惹き立ちます。

2、ブランドやトレンドの変遷、パリコレの裏舞台

世界で活躍している日本人デザイナーの歴史や、ファッショントレンドの解説。
外国人に質問されたら、漠然と分かったつもりで答えられなかったような有名日本人デザイナーのスピリットや、歴史を知ることが出来ました。

さらに、業界人の中でも、パリコレに参戦した経験がある日本人は限られていると思いますが、何度も体験したことがあるからこそ語れる、光野先生のお話はとっても面白かったです♡

3、海外VIPが絶対にリクエストするショッピング先とは?

通訳ガイドへのパーソナルショッピングで、外せないショップNo1は、銀座ユニクロの隣に位置する、DSM(ドーバー ストリート マーケット)だそうです。

ということで、午後は現地に移動し、光野先生による各ブランドの紹介を受けながら館内を散策しました。

デザイナー川久保玲さんがディレクションしているこちらは、コムでギャルソン全16ブランドを始め、国内外のラグジュアリー~ストリートブランドまでを扱い、超こだわりが詰まったファッションアイテムが豊富。

館内の見ごたえがあるアート作品も楽しみつつ、光野先生による参加者へファッションアドバイスでは、普段手にしないようなアイテムが、意外と着てみるとシックリ!?なんて楽しい発見も!

研修の様子

4、エルメス銀座本店へ

何でしょう?あの敷居の高さ・・・。私は、一張羅を着て、よし今日は絶対買うぞ!と気負ったときしか入れないエルメス銀座本店。この日の締めくくりは、みんなでそんなエルメスへ。

東京マダム国際アカデミーの面白さは、参加者の方も、それぞれに強みをお持ちの方々が多いこと!今回は建築に詳しい方がいらして、銀座本店の建物について教えてくださいました。



ここで、一つクイズを。

問題:建築家のレンゾ・ピアノがデザインしたエルメスメゾンのキューブガラスは何を意味しているでしょう?

答え:ガラスキューブを4枚合わせると、スカーフのサイズを表している。

ちょっと、誰かに言いたくなるエピソードでした!

最期に、8階 銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催中の「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展を鑑賞。偶然にも作家のひとり、ジェニファー・ヴィネガー・エイヴリーが来訪していて、お話する機会に恵まれました。

とってもエネルギッシュなジェニファーさん。作品への想いや、エルメスとのコラボについて語ってくださいました。

改めて、英語が流暢だと、深くお話が聞けて良いなー、と刺激を受けます。

今日は一日、知らなかった人気ブランドを目に出来たり、おしゃれの勉強にもなって、楽しい学びでした。

この感動が英語で伝えられるように、頑張ります!